日本の経済格差と貧困問題について

日本の経済格差は他国に比べてわかりにくい所があるように感じます。
経済格差や貧困問題はよく取り上げられている問題ですが、それでも他国から見るとそこまで明確ではないと思うんですよ。
だからこそ問題は思っているよりも根深くなり、改善しにくいのではないでしょうか?
国民がもっと意識していけば、この問題はもっと改善されるような気がします。
【TIME】公式ホームページへもっと意識するべき日本の経済格差
日本の経済格差の問題点はこのような所にあると思います。
貧困層に気付きにくい社会
日本の貧困問題は以前から取り上げられている問題です。
けれど実際の所、他国よりも気付きにくい所があると思います。
だからこそ「そこまで深刻ではない」と危機感を感じないのです。
他国の貧困層となると、住む所も雨風がギリギリ凌げたり、今日食べるものがあるかどうかわからない。
そんな人間を雇う職場もないのでお金を稼げない。
だからお金を手に入れる手段は窃盗。
と、このように日本では考えられない程に厳しい環境で生活をしています。
そしてそのような人達が暮らす地域というものもあったりするので、余計に貧困層は明確になっているようです。
けれど日本の場合はここまでのケースは考えにくいですよね?
芸能人の貧乏時代の話などもテレビで見たりしますが、それでも日本という国は小学校や中学校は義務教育なので、「学校に行けない」という事はまずありません。
それに貧しい家庭への支援が他国よりも手厚いので、“生きられない”とか“命の危機”を感じる事は比較的少ないかと思います。
日本は他国から見ると「安全で住みやすい国」と言われるのはご存知かと思いますが、それはこのような所も要因になっているのではないでしょうか。
シングル家庭の増加
今の日本において、シングル家庭というのは珍しいものではありません。
離婚率の増加でシングルになる家庭が増えるのも当然の話ですし、シングル家庭を支援する国の対策も増えてきました。
とは言え、それでも小さな子供がいると正社員になりにくかったり、そもそも小さな子供がいるというだけでアルバイトすらも断られる事があるようです。
なのでシングル家庭は貧困に陥りやすい傾向にあります。
地域格差も大きな要因?
実は日本の経済格差は、地域格差が大きな要因になっています。
日本の場合、どうしても大都市に人や大企業が集中しやすいのが現状です。
そうなるとその他の地域では企業が発展しにくくなってしまいます。
それが原因でまた人が大都市に流れてしまうという負のループから抜け出せなくなっています。
これを解決するのはだいぶ難しい問題でしょう。
日本の経済格差は意識の問題?
経済格差と言うと社会の問題のように思えますが、実は個人個人の意識の問題もあります。
これ程大きな問題となると個人が動いた所で何が変わるというわけではありませんが、個人個人が意識をする事から始めれば、社会を動かす事は簡単な事です。
そして社会が動いただけでも意味はありません。
その上で個人が動かなければ折角の政策も無駄になってしまいます。
最も身近な所で言えば、働き方改革はこれに当てはまります。
社会がこのような政策を打ち出した所で、会社や個人が動かなければ意味がありません。
この政策が意味あるものになるのか、無駄になるのか、それも全て個人にかかっています。
このようにまずは経済格差や貧困問題について、もっと向き合う必要がありますね。
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